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円錐角膜とは

角膜の中心部やや下方が突出してくる原因不明の病気で、思春期に多くみられます。
通常両眼に発症しますが、なかには片目の症状が軽すぎてわからない場合があります。
初期症状としては、乱視の発生による見え方不良が起こります。
円錐角膜は軽度のうちは、乱視入りのメガネでも矯正できますが、症状が進むとメガネでは矯正できなくなってきます。

これは、角膜の形がいびつになってくるためです。
進行した円錐角膜はソフトレンズでの矯正も難しくなり、レンズの形が変形しないハードレンズでの矯正が必要となります。
通常の角膜形状と大きく異なるため、円錐角膜に対応できるハードレンズをいくつか装用して、時間をかけ本人に合ったレンズを見つけていく必要があります。

円錐角膜対応レンズ

円錐角膜では、中心部の角膜が突出し急なカーブとなりますが、周辺部の角膜カーブはほぼ正常角膜と同じであることが多いです。
このように、中心と周辺のカーブに大きな差があることから、通常のハードレンズではレンズが角膜中心部と周辺部に強く触れるフィッティング(2点接触や3点接触 《図1》)となり、これらの方法で円錐角膜の進行を抑制する効果があるようですが、角膜の部分的な圧迫による、装用感不良や傷の発生といった欠点がありました。
また、2点接触ではレンズ下方部分が浮いてしまうため、レンズが瞬きで、外れてしまうこともあります。

ドクターズKC(アフェックスKC)の最大の特徴は、レンズ中心のカーブ(ベースカーブ)と周辺のカーブ(ペリフェラルカーブ)を別々に設計できることです《図2》。それぞれ31種類ずつのカーブのなかから適切なカーブを選ぶことで、角膜への接触面積を増やします。その結果、角膜に部分的に触れる2点接触や3点接触を回避でき、角膜突出部がレンズでこすれるのを防ぎ、周辺部の圧迫も解消されます。進行が進んでしまった強度の円錐には特に役立つレンズです。

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